NRS 公開声明 ·
APNIC 2025年選挙:NRSの推薦候補と公約
NRSが支持した4人の候補者と4つの公約、当時の投票日程・投票資格・代理人の選任方法をまとめた記録です。
APNICコミュニティを前に進めるリーダーを
NRSは2025年のAPNIC理事会(EC)選挙で、透明な運営と公平な資源配分を掲げる4人の候補者を支持しました。投票資格を持つすべての会員に、アジア太平洋のインターネットコミュニティの進路を共に選ぶよう呼びかけました。
NRSが支持した4人
リーダーシップ、運営の透明性、公平な資源配分に取り組む以下の4人を支持しました。
Kenny Huang
アジア太平洋のインターネットコミュニティで長年活動し、インターネットガバナンスとポリシー策定に大きく貢献してきました。
Roopinder Singh Perhar
当時、Netplus Broadband Services Pvt. Ltd.で戦略・計画担当プレジデントを務めていました。26年以上の公務経験があり、通信業界でも複数の幹部職を歴任しています。
Yoshinobu Matsuzaki
ネットワークエンジニアリングの豊富な経験を持ち、この地域のさまざまなインターネットの取り組みに長年携わってきました。
Anlei Hu
インターネット基盤とポリシーの発展を積極的に後押しし、地域のインターネットの成長と安定に貢献してきました。
会員の一票が持つ意味
APNIC理事会の運営は、アジア太平洋全体に関わる重要なポリシーや資源配分の判断に影響します。会員が誰にその責任を託すかを選ぶことは、より強く、誰もが参加できるインターネットコミュニティに向けて意思を示すことでもあります。
当時の投票方法
投票資格を持つAPNIC会員は、MyAPNICを通じて理事会選挙のオンライン投票に参加できました。
原則として投票権を持つのは、会員組織のCorporate Contact(組織の代表連絡担当者)です。この担当者は、他の認可された連絡担当者に投票権限を付与することもできました。投票には二要素認証でMyAPNICにログインする必要があり、オンライン投票期間中に限って受け付けられました。通常は年次会員総会の2週間前から開始されます。一度送信した投票は取り消せず、権限のない人による投票についてAPNICは責任を負わないとされていました。
当時の規則は、理事会選挙の投票FAQとAPNICオンライン投票規約で確認できます。
2025年の投票日程
| 手続き | 公表された日時 |
|---|---|
会員のオンライン投票開始 | 2025年2月13日14時00分(UTC +10) |
投票代理人の選任受付開始 | 2025年2月13日14時00分(UTC +10) |
投票代理人の選任受付終了 | 2025年2月25日09時30分(UTC +8) |
代理人のオンライン投票開始 | 2025年2月27日09時30分(UTC +8) |
すべての投票終了 | 2025年2月27日14時30分(UTC +8) |
時刻の基準:会議開催週の日程は開催地の現地時間で示されています。APNIC 59の開催地はUTC +8でした。
当時の参加に関するFAQ
NRSとはどのような団体で、なぜ候補者を支持したのですか。
NRSは、コミュニティと企業の声が十分に届く、コミュニティ主導のボトムアップ型ガバナンスを取り戻すことを掲げていました。企業には力のある代表が必要であり、自らの将来を左右する意思決定に参加する権利があります。
APNIC選挙ではどのように投票していたのですか。
独立したオンライン投票サービス事業者BigPulseを利用し、紙の投票用紙は使われなくなっていました。投票できるのはCorporate Contact、投票権限を付与された連絡担当者、正式に選任された代理人です。当時は次の手順が案内されていました。
- 二要素認証でMyAPNICにログインし、ダッシュボードの「Vote Now」を選びます。
- オンライン投票用紙で候補者を選び、「Next」を押します。
- 確認画面で「Submit」を押すと投票が送信されます。修正する場合は「Back」で戻ります。
オンライン投票ができるのは指定された期間だけで、日程はその回の会議サイトに掲載されていました。以上は当時の手順を保存したものです。
誰に投票資格がありましたか。
当時の案内では、APNIC会員組織のCorporate Contact、投票権限を持つ連絡担当者、正式に選任された代理人が対象とされていました。
自分の連絡担当者としての区分や投票権限は、どう確認していましたか。
MyAPNICにログインし、「Resource Manager Admin」から「Contact Details」を開いて、担当者の区分と権限を確認するよう案内されていました。他の担当者の投票権限を確認できるのはCorporate Contactだけでした。
会員ごとの票数は何票でしたか。
票数は会員区分によって決められていました。
- Associate:1票
- Very Small:2票
- Small:4票
- Medium:8票
- Large:16票
- Very Large:32票
- Extra Large:64票
BigPulseには利用できる票数が自動で表示されました。案内では票の分割はできず、各会員は1枚のオンライン投票用紙で全票をまとめて投じる必要があるとされていました。代理人は、代表する会員ごとに別々の投票用紙を提出します。
いつ投票できたのですか。
元のFAQでは、会員の投票は年次会員総会の少なくとも10営業日前に始まり、総会の午後の部が始まる前に締め切られると説明されていました。開始時には全APNIC会員へメールで通知されます。代理人の投票は総会当日の午前中に行われ、具体的な日程と手順はその回の会議サイトで案内されていました。
投票代理人はどのように選任していましたか。
自ら投票しない会員組織は代理人を選任できました。ただし、手続きができるのはその組織のCorporate Contactだけです。MyAPNICから代理人選任フォームを提出し、その選挙で代理投票する権限を付与します。提出後、代理人とCorporate Contactの双方に確認メールが届きました。
元の案内には、APNICの代理人選任ガイドへのリンクが掲載されていました。
選挙で掲げた主張
NRSが支持した候補者は、説明責任を強め、イノベーションを支え、アジア太平洋のインターネットガバナンスを前進させると約束しました。
私たちが目指すインターネット
私たちは、多様な参加者を受け入れ、成長を促し、資源を公平に配分する、開かれた安全で強靱なインターネットを目指します。APNICは会員に有効なサービスを提供するとともに、世界のインターネットが直面する変化に対応できなければなりません。
4つの公約
- インターネットガバナンスの改善
- IPv6とサイバーセキュリティの推進
- 会員サービスと参加機会の充実
- 技術革新と発展への支援
1.インターネットガバナンスの改善
APNICは透明で、コミュニティが主導する組織でなければなりません。私たちはボトムアップの意思決定を守り、各関係者の利益がポリシーに反映されるようにします。番号資源の公平な配分と説明責任を重視します。
2.IPv6とサイバーセキュリティの推進
インターネットの未来にはIPv6の普及が不可欠です。私たちが支持する候補者は、その導入を加速させ、サイバーセキュリティ対策を強化し、RPKIの採用などを通じて経路制御の安全性を高めます。
3.会員サービスと参加機会の充実
APNICはすべての会員に公平かつ有効なサービスを提供すべきです。レジストリとポリシーに関するサービスを改善し、参加の少ないエコノミーにも議論への参加を促します。研修と能力開発を充実させ、会員がネットワーク運用とセキュリティの最新知識を身につけられるようにします。
4.技術革新と発展への支援
イノベーションはインターネットを前へ進める力です。技術コミュニティとの協力を深め、新技術と基盤整備への投資を支え、知識の共有によって優れたネットワーク運用を広げます。
APNICコミュニティへの約束
APNIC理事会の候補者として、私たちはAPNIC会員と、より広いインターネットコミュニティの利益のために働くことを約束します。すべての人に利益をもたらす、安定し、安全で包摂的なインターネットの環境を築きます。
当時私たちは、透明性と公平性を重んじ、コミュニティ主導を守る候補者を支持して選挙に参加するよう、APNICの全会員に呼びかけました。
一票の力を、より強いAPNICへ。
関連資料:APNIC理事会選挙
