NRS 公開声明 ·
緊急声明:あなたの資産を、権力集中の代償にさせない
IPv4 の価値を左右する資源の移転可能性、理事会の権限、そして会員による共同の権利擁護。NRS が地域内への資源の囲い込みに異議を唱える理由を示します。
NUMBER RESOURCE SOCIETY(NRS)公開声明
あなたの IPv4 の価値を犠牲に、権力を固めようとしている。
提案 2020-GEN-006-D3は、AFRINIC が管理するアドレスプール全体を「地域資源」と位置付ける。単なる呼び名の変更ではない。退出を制限し、流動性を失わせ、資産価値を下げる囲い込みの仕組みだ。
会員の資金と資産評価 · 合法的に就任していない理事会 · 管財人の権限逸脱
政治の話で済ませられない。あなたの貸借対照表に直結する。
資産が一つのレジストリに閉じ込められれば、退出する選択肢がなくなる。退出できなければ、交渉の余地もなくなる。その力を失えば、資産の価値も損なわれる。
この声明の公表時点では、合法的な理事会が存在するか、管財手続を終えるべきかを裁判所がなお審理していた。それにもかかわらず、約 90% の支持で選ばれたものの正統性に争いのある「理事会」が、前例のない囲い込みの仕組みを承認しようとしていた。何年も訴訟が続く会員組織で、約 90% という結果が信頼性の証明になるわけではない。むしろ警戒すべき兆候だ。NRS は、投票していないと述べているのに投票記録に名前がある会員に既に接していた。事実と確認されれば、技術的な不備では済まない。正統性そのものを崩す問題である。
何が行われ、なぜ問題なのか
AFRINIC のプールに属する全資源を「地域資源」とする提案 2020-GEN-006-D3 の承認を、彼らは急いだ。会員の資産を地域内に閉じ込めるための、制度上の足場となる措置だ。
問いは単純だ。権力を得たと思った途端、なぜ最初に会員の退出を制限するのか。AFRINIC の安定、信頼の再建、正統性の回復から始めるのではなく、まず会員を依存させようとする。依存させれば、支配できるからだ。
合法性の問題:理事会はまだ就任していない
裁判で争われているのは、まさに統治体制が合法的に回復したかどうかだ。合法的な就任前に制度を変える行為は、判決に先回りして取り返しのつかない既成事実を作ろうとするものだ。
裁判所が選任した管財人の役割は、組織の保全であって立法ではない。組織を安定させ、定款に従って選挙を実施することが求められる。制度を根本から変えるポリシーを承認し、会員資産の移転可能性を恒久的に変える明示的な権限はない。それほど重大な権限を、暗黙に認められたものと扱うことはできない。疑義があれば、裁判所に指示を求めるべきだ。
このポリシーの経緯にも問題がある。以前にも定足数を満たす理事会がないまま推進され、コミュニティーから異議申立てを受け、有効な理事会が存在しない時期に退けられた。統治をめぐる訴訟が未解決のまま復活させることは、問題をさらに拡大する。
もう一つの問題:法廷侮辱の疑いがある中で定款を変更する
選挙で定款に違反したとして管財人が法廷侮辱を問われる中、定款の見直しが始められようとしていた。
順序が重要だ。定款に違反し、法廷侮辱の指摘を受け、その後で定款を書き換えようとする。これは改革ではない。自らの行為が裁かれている最中に、判断基準を変えようとしているのだ。
原声明が引用した定款見直し委員会の募集告知。
囲い込みは、どれほどの損失につながるか
原声明は、/22 で 45,000 米ドルの価値が失われるという仮定を置き、同じ損失率で他のブロック規模へ比例計算している。AFRINIC のプールに属する資源を持つ場合、地域内への囲い込みが帳簿にどう表れ得るかを示す試算であり、現在の価格や実際に確認された損失ではない。
| プレフィックス | IP アドレス数 | 価値の減少額の試算(米ドル) |
|---|---|---|
/22 | 1,024 | 45,000 |
/21 | 2,048 | 90,000 |
/20 | 4,096 | 180,000 |
/19 | 8,192 | 360,000 |
/18 | 16,384 | 720,000 |
/17 | 32,768 | 1,440,000 |
/16 | 65,536 | 2,880,000 |
背後にある権力構造を見る
地域内への囲い込みは、単独のポリシー変更ではない。選挙や正式な手続という目に見える正統性と、資本の集中、手続上の優位、制度的な閉じ込めという見えにくい支配の仕組みが並存する、より大きな構造を映し出している。
この問題で権力、正統性、資産の移転可能性がどう結び付くのか。詳しくは次の考察をご覧いただきたい。
「権力、正統性、AFRINIC による囲い込み――支配があなたの資産を狙うとき」
――Lu Heng、LARUS Limited CEO
退出の自由を奪い、その先で価値を奪う
退出できなければ、統治に規律を求める力を失う。その力がなければ、管理側の裁量に恒常的に従属することになる。意図を推測する必要はない。一連の行動が、それを示している。
原声明の呼びかけ:取り返しがつかなくなる前に行動を
NRS はこの声明で、会員の権利と事業価値を守るため、協調した集団的な法的対応を準備していると表明した。権限を越えた行為への異議申立てや、訴訟中の制度的な権力固定化を防ぐことも含まれる。囲い込みが「普通のこと」として受け入れられる時間が長いほど、元に戻すことは難しくなる。
一日の遅れが、さらなるリスクを招く。行動しないことが、囲い込みを恒久化させる。
原声明における共同の法的対応への参加案内
元のメールは、IPv4 資産に関する権利を守るために返信するよう受信者へ呼びかけていた。以下に当時の連絡先を保存する。現在参加できる取り組みについては、NRS に確認してほしい。
Number Resource Society(NRS)
info@NRS.help
